生活習慣病とはその名のとおり、生活習慣が原因となりおこる病を言います。不規則な食事、偏った食事、運動不足、喫煙、過度の飲酒、ストレスなどが原因となります。生活習慣病の中には高血圧症、糖尿病、脂質異常症があります。
では、これらの病気が身体に与える影響を考えてみましょう。
これらの病気に共通する悪い影響は「身体中の血管を壊してしまう」ことにあります。私達の身体の中は血管が無いところが無いぐらいに血管が張り巡らされています。信じられないことに、その全長は10万キロ(地球2周半)もあります。身体は血管の塊であることが想像できると思います。血管は毎日とどこおりなく、酸素や栄養を身体の隅々まで運んでいます。では、生活習慣病により全身の血管が壊れてしまったらどうなるでしょう?
酸素や栄養が送れなくなり臓器は壊れてしまいます。
脳では、血管が詰まってしまったら脳梗塞になります。血管が切れてしまったら脳出血になります。その結果、脳は壊れてしまいます。そうならないように生活習慣を正したり、薬を飲まなくてはいけないのです。
血管は道路のようなものです。私達の生活で道路が壊れてしまったら生活が不便ですね。壊れる前に道路をチェックし、壊れそうなら道路工事を行います。血管も壊れないようにチェックや工事が必要です。
当院では内服治療だけではなく、生活習慣を改善できるように考えていきます。生活目標を立てながら一緒に取り組んでいきましょう。